2011年12月29日木曜日

「Twitterの成功は技術の勝利ではない、人類の勝利」

これは、僕の言葉ではなく伊藤穣一さんの言葉です。確か、デジタルガレージの主催する2011年のNew Context Conferenceで仰っていたと思います。
伊藤氏の意見を要約すると下のような感じ。

グーグルのように、言語処理で「XXXらしさ」を計算してみても、それだけでは出てくる情報は面白くない。それぞれの人間の「善」をしようとして、思考錯誤して情報を交換し合うことで面白い情報が生まれてくるのだ。そして「善」というのは常に人類からしか出てこない。

大量の情報に対してフィルタリングをする時、それを人類一人一人がNodeとなり、retweetしたり、応答し合うことにより素晴しい情報が生まれくる。だから、twitterが流行していることは、技術の勝利ではなくて人類の勝利なのだ。

僕は総論賛成といったところです。
ただ、技術屋としてみるならtwitterの混沌さは気になるところ。絶賛ばかりもしてられない気がしますが。機械学習でいけるところまでいって、「あとは人類で」というほうが良いじゃないかなー なんて思ったりします。

2011年12月11日日曜日

2011-12-02 Bash勉強会メモ

ここ数年、Eclipseで開発してました。そのため、ShellとEmacsに興味を失っていましたが、最近プロジェクトに移動により再び、その辺をいじりだして興味が湧いたので勉強会に行って来ました。

知らなかったところだけメモ

知らなかったコマンド
true
必ず終了ステータス0を返す

false
終了ステータス1を返す

printf
C言語と同じ。bashにもあったんだ。
jobs
現在実行中のjobを表示。

builtin
同じ名前の関数があったら、組み込みコマンドのほうを優先して実行

nohup
ログアウトしても、そのコマンドを中断させない。

サブシェル
( )でくくってshellを書くことで、別のその部分の実行だけ別のShellのプロセスにより実行される。
(sort a.txt ) > a.txt
とやれば、a.txtをソートして、それを同じファイルに出力できる。

コマンドグループ
{ }でくくって、一連のコマンドをグループ化する。
サブシェルと似ているが少し文法が違う。
{
 uname -a
 date
 who
} > logfile

コマンド置換のネスト
pwd
/usr/local/bin
basename "`pwd`"
bin
dir=`basename "\`pwd\`"`
echo $dir
bin


コマンドの組み合わせ
vim -
標準出力のものをvimで編集

vim  $( find . -print)
find の結果をvimで見る。

その他
#TAGとつけておけば、そのタグで検索出来る。
completeで補完の設定ができる。

2011年12月5日月曜日

はだの丹沢水無川マラソン大会2011

2011年12月4日に「はだの丹沢水無川マラソン大会」に出場してきました。
事前調整
準備は今回は順調だった。
怪我もなかった。1ヶ月前から、1週間に20キロ以上は走れた。
減量もうまく言った。

当日
4時半に起床
6時に家を出発
新宿から小田急線で70分。なかなか遠い。
早朝だったから座れるかと思ったけど、それほど甘いものではなかった。
やっと8時に会場到着。
なんとか出場登録をして、友達に合流。

9時にマラソン・スタート
最初の5キロ30分以内の関門はきつかった。周りに人に囲まれて、スピードが出せなかったが、29分で要約クリア。
そは、アップダウンがきつかった。5キロから15キロまでは、常に上っているか下っているか。
あまりの上り坂の多さに、途中で足がつるかと思った。
一番きつい15キロの直前にある1キロくらいの上り坂では、完全に歩いてた。
でも、周りも歩いた。俺だけじゃねーえんだなーと思って、一緒に歩いてた。

結果
2時間12分でゴールイン。

感想
さっき書いたとおり、アップダウンが激しかったので、自己ベストが狙えるタイプのコースではなかったなー。
1-5キロ、15キローゴールまでは、川原を一直線に行く感じ。
5キロ―15キロは、小さい丘をどんどん超えていく感じ。上り下がりの繰り返し。
こうゆうコースだと分かっていたら、事前のトレーニングの方法も変えたのに!って、思いながら走ってた。
リサーチが足りてなかった感があった。

あと大会の運営は素晴らしかった。
田舎で風景がキレイだったし、吊り橋もきれいだった。
あと体育館や施設にも恵まれてた。
あれだけ蛇行したコースを維持するのは、相当の苦労があったんじゃないかと思います。

終わったと
会場でボランティアの豚汁をくった。腹ペコだったので美味しかった。
あと、名物?のピーナッツきなこ餅(1個100円)食べた。
これも値段の割には美味しかった。近所に売ってたら普通に食べたいレベル。

最後に
秦野市のみなさま、ありがとうございました。
楽しい一日を過ごせました。

2011年11月3日木曜日

Adtech Tokyo 2011 キーノートのまとめ

Clark Kokich(Razorfish, chairman)
広告業界のこれからについて、ざっくり話していた。
  • ブランド戦略は1970-2005くらいまで、実はあまり変わってない。「人々に語りかけること」をずっとやってきた。今はなにが正解かは分からない。
  •  Speciality はものは、ほっておけば常にCommodity化してしまう。それをSpeacialityなままで居続けるための戦略を作るのがマーケティングやブランドの仕事だ。
口コミの効果について
  • バージニア航空やアメリカン航空は、全く広告なしで口コミだけで客をあつめている。そして成功している。
  • 「お客様にブランドについて語らせること」、これが最高の広告になる。
  • スキーに行くのだって、別にスキーだけやるわけじゃない。準備を楽しむし、当日の夜はパーティをする。後になって友人とそれを語り合うし、ネットのコミュニティに書きこむ。そうゆうの体験をTweetされることが最高の広告なのだ。
今後の広告業界について
  • 他の業界の人間が、「広告業界のなにが嫌いか」を常に把握しなければならない。
  • マーケティング戦略(広告戦略)はCEOの考えるべきアジェンダのトップ3の中に入らないことが多い。それがなぜなのか?では何がはいっているのか?を把握する必要がある。
  • いままでの広告業界のビックアイディアといえばテレビだった。それは今は当てはまらない。
  • Nikeの「Write The Future」プロジェクトは、Nike社と広告大手3社との共同の作品。「誰かはじめたか?」は問題ではない。
  • プロダクトを作るときに、「どうやってコミュニケーションを作るのか?」を常に考える必要がある。




野村裕知(日経新聞)

日経新聞のネット版に関する取り組みついて話していた。
  • 新聞は広告媒体としては、2009年にインターネットに抜かれている。
  • 新聞の広告市場は、2000から2010までの10年間で、約半分になった。
  • 新聞社の武器は、「編集力」だ!
  • 記者や編集者が主役だとは思ってない。主役はユーザー。それをつなぐのが我々の役割。
  • 日経新聞のネット版でもアジャイルを導入しているっぽい。2ヶ月で20以上のUIの変更をしたと言っていた。

2011年4月30日土曜日

情報爆発 成果報告会 2日目 2011/3/10

喜連川先生のお話(領域1)
  • eBay、毎日1000エクサバイトの情報を処理している。だから、リーマンショックでも売上が落ちなかった。
  • 企業のシステム投資でもサーバーとストレージの割合が変化しており、年々ストレージの割合が高くなっている。
  •  TSUBAKI++は、検索に時間が掛かるが、WHYサーチとしては世界初なのではないか。このようなレスポンスの遅いサービスでもマネタイズの仕組みが必要。

松本先生のお話(領域2)
  •  手間を考えれば、クラスターは共通で作るべきだった。
  • 現在、inTriggerでは、2200CPU
  • inTriggerでTsubameとの連携が可能。

TSUBAMEについて
  • 以前は、 HDDアクセス<<<ネットワークアクセスだったが、SSDなどの登場によりそうでもない状況になってきた。
  • Metaデータサーバーのアクセスの局所性を利用して早くしていくしかない。

TSUBAKI, TSUBAKI++について
  • 日本語の文書1億件が検索対象
  •  InTriggerにこれから載せる。
  • MS Azureの上にCygwinを載せて、その上で動かしている。
  • 形態素解析→構造解析→同義語解析→上下関係のフレームワーク などが実装されている。
その他、言語処理関係
  • 隠語を探す研究
  • 根拠を探す研究
  • 以外でありながら重要なことを探す研究


パネルディスカッション 
  • データが主役というプロジェクトのテーマの選び方は、5年前に考え出されたテーマとしては素晴らしかった。まさに時代を先どっていた。
  •  学者立ちはどうしても、個々でシステムを組みたがる。それを、防ぐために支援班を作ったこともよく考えられていた。
  • if else で書けないもののに対する研究が欠けていたのではないか?スパコンを使っても、ショウジョウバエの脳のシミュレーションすらできない。 

2011年4月24日日曜日

new context conference 2011/04/16 at デジタルガレージ

基調講演
JOIさん
  • 最初の数時間はtwitterしかなかった。
  • 基本的にはインターネットしか残ってなかった。
twitter  senior scientist Abidalさん
  • 地震のときに、個人あてのメッセージが10倍になった。
  • 日本 海外 1000 messages / min
  • 日本国内 11000 messages / min
セッション
メディアとTwitter
最初のニュースソースとして、twitterはあり。
しかし、その後はContextはマスコミが作っていく。マスコミの報道をリツィートするような方向で話が進んでいく。
その他のメディアの動き
NHKがUStreamの放送を追認した形となった。
アメリカでは、グーグルよりもソーシャルメディアからの流入のほうが2倍おおい。

放射線測定のセンサーネットワーク 
  • 人間こそがセンサー
  •  発電所内とそこから離れたところでは、必要なデータが違う。アルファ線、ベータ線、ガンマ線は、それぞれ違うセンサーが必要。
  • 現在の報道では、数字が1つしか報じられないが、それはあまりに物事をシンプルに捉えすぎている。
  • 政府や東電も数字を発表するが、民間が発表する数字も同時に必要。それらがお互い補いあう形となる。
  • 放射線の量は、場所が少し違うだけでも結構違う。だから、民間にカウンターを普及させることが重要。また、その情報を共有するネットワークが重要。
  • データを測定する人→集める人→配信する人→解釈する人 の長いパイプリレーが必要となる。

2011年4月17日日曜日

NHKスペシャル 世界ゲーム革命(2010年12月放送)

ゲーム業界全体の流れ
  • いまや映画産業を抜いて、世界1のエンタメ産業
  •  ゲームエンジンによるゲーム作成の効率化
  •  マーケティングにかけるお金は減りつつある。面白けば誘導は色々ある時代になった
  • スタジオジブリや、スピルバーグもゲーム製作をバックアップしている。
エンザイム社(ゲームのユーザーテスト代行業)
  • プロテクターを200人集めている。(すべての人種、性別を網羅)
  • テストは制作費全体の2割から3割
  • ヘッドギアをして、集中力を脳波から測定。飽きるポイントを見つける。

    2011年3月31日木曜日

    Japan Innovation Leaders Summit

    これは、Japan Innovation Leaders Summit 2011でのMIT石井先生の発言の要約です。
    • Multi Touchは将来デフォルトになる。
    • 同様に、近くのもの対するダイレクトマニュピレーション、 遠くのもの対するジェスチャーでの操作も将来はデフォルトになる。
    • 未来のものは既に地上に存在する。ただし均等に分散はしていない。
    • 情報は共有されたがっている。編集されたがっている。
    • Twitter返しによって、発想力を鍛える。

    日本のソーシャルゲーム市場

    このデータは、2010年12月くらいのデータです。
    これは日本のソーシャルゲーム市場の個人的な要約です。
     ソーシャルゲーム (ブラウザゲーム)
    • ARPU:2250
    • 市場規模:1000億円
    • アクティブユーザー:3770万人
    ネットゲーム(インストール型)
    • ARPU:4500円
    • 市場規模:990億円
    • アクティブユーザー:1200万人

    この2つのゲームの市場を比べるとをはやり、アクティブユーザー数がソーシャルゲームの特徴ということが分かる。

    将来の予想
    •  2011年度の市場規模は約1500億円と予想される。
    •  ソーシャルゲームの市場規模は最大値は、1800億円くらいがマックスだと言われている。これは、2013年くらいの話。つまり、2011がソーシャルゲームが大きく成長する最後の年。

    2011年3月13日日曜日

    アメリカのソーシャルゲーム市場のまとめ

    アメリカのソーシャルゲームの市場について、まとめてみようと思う。
    このの資料を見ると非常に景気が良い。


    市場規模
    • 2011年の予想は、アイテム課金(653億ドル)
    • 同じく広告は(193億ドル)
    • ユーザー数は、15%増える。
    プラットフォーム 
    • Facebook(圧倒的)
    • myspace
    代表的なゲーム 
    このあたりを見ると分かりやすいのかな。
    • ZyngaのFarmVilla 8300万人がプレイ←この数字はトータルのユニークユーザーっぽいな。
    • その他は、色々あるが、カジュアルゲームと育成ゲーム?的なものが多い。
    • バースデーカードとか、ゲームじゃないものも多い。
    Facebookが最初にソーシャルゲームの市場をつくって、今でもプラットフォームとしてトップということは後からプラットフォーマーが後から参入するのは相当厳しい。プラットフォームを立ち上げるためには、買収かもしくはキラーコンテンツが1つ以上はいる。
    市場というのが既にに成立していて、日本からの参入はとても厳しそう。
    プラットフォーマーが参入するとすれば以下の2つのポジションかな。
    1. Facebook は元々非ゲームのSNSだから、ゲームSNSとしてポジションを取る。
    2. SNSではないにせよ便利なサイトを1つ立ち上げて、それを元にゲームに参入する。 
    さて、2のほうはGoogleとかも競合になってしまうので、1のほうが現実的かな。そこで1つヒットゲームが出せるかどうかが鍵かな。

    大川ドリーム基金 発足記念パネルディスカッション

    「甦れ大川伝説」という副題だった。
    ビジネス的な集まりなので、大川伝説と言っていても駄目なんだけど、その辺は大川功氏の周りの人間模様を表しているのかな。

    概要
    ディスカッションのメンバー:増田宗昭(CCC), 秋元康(プロデューサー), 藤田晋(サイバーエージェント)
    司会:井上 智治(ビジネスコンサルタント)

    感想
    20分くらい遅れてスタート。当初、司会の井上氏の若干硬く、大丈夫かなと思ってしまったが、どうやら段取りは完璧に計算するタイプのようで、やりとりの妙こそ無かったが、素晴らしい司会だった。

    増田氏、秋元氏と大川氏の繋がりは濃く、逆にサイバーの藤田さんは少し繋がりが薄い印象。それでもちゃんとまとまった話をしていた。

    印象に残ったこと
    ディスカッションのメンバーが一様に言っていたのは、
    「新しいビジネスの予感は周りからは来ない。自分から生まれるものだ。」
    ということ。目の前にあるもには2,3年の遅れがある。それを見ないこと。予兆という言葉をキーワードにして喋っていた。

    あと増田氏が、
    「コンテンツに関しては、駄目だと言われるものでないとヒットの兆しがない」
    と断言していた。

    2011年1月13日木曜日

    Innovation Sprint 2011

    各部門160人以内。プロジェクトは10人以下。
    1. CE制度。権力はないのだけど、尊敬されている。CEの意見に従う。
    2. 顧客最優先。
    3. 現地現物 なぜなぜ5回。

    2011年1月8日土曜日

    ためしてガッテンダイエットSPの要約

    ポイント1 食事をする前の運動と食後の運動では効果が違う。
    食前の運動のほうが圧倒的に効果あり。理由は以下の3点。
    • たまっていたエネルギーを消費するから
    • 肝臓が糖をだすために血糖値があがり、結果的に食事の量が減る。
    • 「せっかくだから食事を減らそう」という心理が働く。
    ポイント2 基礎代謝は筋肉をつけても、それほど変わらない。
    基礎代謝は、脳20%、内蔵60%、筋肉20% という割合らしい。
    だから、筋肉が増えても基礎代謝はそれほどあがるわけではない。


    ポイント3 フルーツダイエットはなるものは効果は無い。
    成功したと言っている人は、心理的な事が要因になっていることが多いらしい。


    ポイント4 空腹感は血糖値の落差によって生まれる。
    だから、普段から大食いせず、あまり高くない血糖値の状態になれておけば落差がうまれず、空腹感は生まれない。
    あと前述だが、少し運動すると血糖値があがって空腹感が収まるらしい。